第1回 学生デザインコンペ受賞作品

第1回三協アルミ学生デザインコンペは、未来の私達の暮らしが豊かになるそんなライフスタイルやコミュニティに貢献できる作品を、専門学校・短大・大学・大学院において、建築・デザインなどを学ぶ学生を対象に募集しました。(締切/10月2日、審査/11月6日)
登録総数348点、応募総数152点(参加校73校)の中から各賞が下記のように決定しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

募集テーマ

個人住宅部門 :ずっといたくなる家
ビル・公共部門:ずっといたくなる図書館

公募テーマ

いろんな人が寛げるそんな住まい方・空間 〜 あなたが「ずっといたくなる家」「ずっといたくなる図書館」をテーマに各部門における暮らし方や利用の仕方、身体面、心理面、環境面、福祉面、コミュニケーション等の要素と空間の関わり方を考えた空間デザインと新しい発想の建材(任意応募)をご提案ください。

審査委員 (敬称略・2015年7月現在)

■審査委員長:西沢 立衛 (Ryue Nishizawa)建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授

■審査委員 :百田 有希 (Yuki Hyakuda)建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h

■審査委員 :松原 亨(Ko Matsubara)Casa BRUTUS 編集長

■審査委員 :三協アルミ役員1名

総評

審査委員長 西沢 立衛 氏

 「ずっといたくなる家」と「ずっといたくなる図書館」という二本立てのコンペティションで、「ずっといたくなる」ということがひとつの共通のキーワードである。図書館とか学校、住宅、商店街というような機能・用途を超えて、ひとが滞在したくなるような魅力をもった空間、人間の居場所つくり、ということがテーマで、人間の居場所をつくるのに空間や建築はどう貢献できるのか?という問題提起は、建築を志す人間にとって大きな課題だし、建築を志す人間以外の人々にとっても重要な、これからの時代や社会の行方を示唆する重要なテーマと感じた。応募作はいろんなアプローチがあって、街全体に図書館が広がる案、商店街を使う案、巣のような案、公園のような案、多種多様な提案があり、審査も楽しく、難しくもあった。全般的な印象としては、「ずっといたくなる家」よりは「ずっといたくなる図書館」のほうが、みなのびのびと発想していて、大胆な提案が多かったような気がする。前者はどちらかというと堅実で、今の時代若者にとって家はあまり面白い課題ではないのだろうか?という不安を感じた。

最優秀賞

個人住宅部門「ずっといたくなる家」

外気を設える家

中塚 大貴(東京理科大学大学院)
大田 美奈子(関西大学大学院)
阪口 友晃(関西大学)

ビル・公共部門「ずっといたくなる図書館」

街の間、屋根の連なり

小島 悠暉(名古屋大学)
東 瑞貴(名古屋市立大学)

優秀賞

個人住宅部門「ずっといたくなる家」

時・トキ・とき

白石 彩(京都造形芸術大学)
土井 祥太(京都造形芸術大学)

まちの団欒 〜変わらない風景〜

米田 誉仙(日本大学)
池田 貴大(日本大学)

ビル・公共部門「ずっといたくなる図書館」

四季奏音 ―四季の音を奏でる図書館―

平山 大悟(東京都市大学大学院)
川名 恵祐(東京都市大学大学院)

湯巡り。書巡り。

市川 楓(信州大学大学院)

建材提案賞

個人住宅部門「ずっといたくなる家」

はがす

高橋 杏奈(工学院大学)
岸田 真宏(工学院大学)

完結居

小池 翔太(千葉工業大学)

ビル・公共部門「ずっといたくなる図書館」

該当作品なし

審査委員特別賞

個人住宅部門「ずっといたくなる家」

はがす

高橋 杏奈(工学院大学)
岸田 真宏(工学院大学)

ビル・公共部門「ずっといたくなる図書館」

Time Signature

中 遼太郎(九州大学大学院)
玉田 圭吾(九州大学大学院)
中村 勇翔(九州大学大学院)

まちによりそう図書館

鄭 愛香(桑沢デザイン研究所)
塩田 優奈(桑沢デザイン研究所)

商店街×図書館

林 拓弥(首都大学東京大学院)

※画像または、作品名をクリックすると詳細ページが表示されます。

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