第5回 学生建築デザインコンペ受賞作品

『未来のとびらコンテスト《大学生版》 第5回 学生建築デザインコンペ』は、未来の私達の暮らしが豊かになるそんなライフスタイルやコミュニティに貢献できる作品を、専門学校・短大・大学・大学院において、建築・デザインなどを学ぶ学生を対象に募集しました。(締切/10月1日、最終審査/12月12日)
応募総数75件の中から各賞が下記のように決定しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

募集テーマ

ずっといたくなる「ふるさと」

審査員(敬称略・2019年7月現在)

【審査員長】

西沢 立衛(Ryue Nishizawa)
建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授

【審査員】

トム・ヘネガン(Tom Heneghan)
建築家・芝浦工業大学専任教授

【審査員】

大西 麻貴(Maki Onishi)
建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h

【審査員】

百田 有希(Yuki Hyakuda)
建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h

【審査員】

三協アルミ役員1名

総評(敬称略)

審査員長 西沢 立衛

第5回目となった本コンペのテーマである「ふるさと」は素晴らしい課題と感じる。反面、多少懐古的というか、昭和のイメージもあり、今の若い人には応募しづらいかも?という心配を最初はしていた。しかし実際に蓋を開けてみると、多数の魅力的な案が集まり、驚いた。またいくつかの提案は、今回のコンペに合わせてアイデアを出したという即席的なものではなくて、ずっと前から自分の問題意識として考えてきたような、思いのこもった問題提起となっていた。ふるさと、地方都市、地域の問題が、今の若い人々にとっていかに身近な問題になっているかを、あらためて感じた。かつて昭和の時代ふるさとは、若者がそこから飛び出していくところであった。若者は新しい自分になるために大都市を目指した。今ふるさとは、若者が帰属したい場所となった。みな自分でいるために、地域を必要としている。今回の課題はいろんな意味で勉強になったが、もっとも印象深かったことは、新しい時代がすでに始まっていることを如実に示す結果になったことだと感じている。

最優秀賞

時間をつなぐ寺町
ふるさとではないけれど
誰にとっても懐かしい
親しみのあるまち

加藤 麻帆(横浜国立大学大学院)

優秀賞

もの・想いの広場

松野 祐太(東京大学大学院)
安藤 理紗(東京大学大学院)

懐古協奏曲
―都市に潜む音を拾う家―

齊藤 健太(神奈川大学大学院)
竹島 大地(神奈川大学大学院)
谷本 優斗(神奈川大学)

都会のふるさと
みちの遊び場

川口 豊夢(早稲田大学大学院)

特別賞

ふるさとのうつわ
―私の“ずっといたい”を
地域と共有する―

堀田 翔平(信州大学大学院)
竹内 正彦(信州大学)

ふるさとを蓄積する
分級小学校

渡辺 拓海(近畿大学大学院)
甲斐 遥也(近畿大学)
力安 一樹(近畿大学)

都市のニッチに巡る屋台
〜小規模パブリックスペースに根付く愛着〜

加藤 知紀(信州大学大学院)

三協アルミ賞

まちを奏でる
七百三のいろは音
―旧参拝路を舞台とした
オノマトペの情景詩―

生田 海斗
(京都工芸繊維大学大学院)
吉本 大樹(近畿大学大学院)

  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter
ページトップへ