最優秀賞 | みんながつくる船の劇場 |
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優秀賞 | 工場を開く浜小屋 半工半漁の工場群を目指して |
褒め合える街 -揺れ動く工場風景画産業を紡ぐ- | |
潮風と余白 | |
特別賞 | まちを薫くみち、香り満ちる。 |
学工給食場 学校給食から始まる学びの工場 | |
職をまとう襤褸屋 | |
三協アルミ賞 | SUTENA-PARK 〜サステナブルな暮らしを共につくる〜 |
芝田 碧敬(北海学園大学)
源 竜河(北海学園大学)
佐藤 孝太郎(北海学園大学)
「働きたくなる」とは。それは、働く人の街と人々の暮らしをつくり、喜びを感じ与えることだと考えた。私たちが提案する「働きたくなる工場」は、計画敷地である札幌市の大通公園周辺にあふれるペットボトルゴミを街の遊具や家具へとリサイクルする工場である。自分が捨てたペットボトルが生まれ変わる工程を視覚化し、ゴミを捨てる楽しさを体感させることで、ごみ問題に対する意識向上を図る。 公園と一体化された工場であるため、働く人と来訪者が共存する楽しい雰囲気を感じることでオープンな工場となり、働く人のモチベーション・見る人の仕事への興味へ繋がる。工場内には、「見る」「作る」「捨てる」場所が設けられており、誰もが工場の活動に参加することができる。工場を中心として札幌全体にサステナブル家具・遊具を広げていくことで、札幌が持続可能なまちとなる未来を想定する。
この作品は「札幌市のごみ問題」解決に当たり、グローバル要求であるサステナビリティ視点からの「環境配慮、資源有効活用など」の考えをうまく組込み、一過性である終わらない解決策を「働きたくなる工場」「住みたくなる札幌」「貢献したくなる環境配慮」として作り上げていると受け止めました。決め手の360度球状に回転可能なくるくるサッシですが、物心つく前の幼子が視覚的な動きから興味を持ち触り、知らず知らずの内に環境配慮に触れその背景を知る。そしてその行動が当たり前として身に付き、それが世代を超え継続する。この成功事例が周りに展開し、環境配慮は更なる広がりを見せていく。そんな作品でした。