第2回 学生デザインコンペ受賞作品
『未来のとびらコンテスト《大学生版》 第2回 学生デザインコンペ』は、未来の私達の暮らしが豊かになるそんなライフスタイルやコミュニティに貢献できる作品を、専門学校・短大・大学・大学院において、建築・デザインなどを学ぶ学生を対象に募集しました。(締切/10月2日、審査/10月28日)
エントリー数180件、応募総数92件の中から各賞が下記のように決定しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
募集テーマ
ずっといたくなる場所
公募テーマ
これからの時代の変化にしなやかにとけ込み、そして新しい可能性を感じさせる、あなたがずっといたいと思える自分の居場所、また、そこに集う人々にずっといたいと思ってもらえられるような居場所。そんな「ずっといたくなる場所」を募集します。 また、“ずっといたくなる”と感じるためにあったらいいなと思う建材提案も併せて募集いたします。
審査員 (敬称略・2016年7月現在)
■審査員長:西沢 立衛 (Ryue Nishizawa)建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授
■審査員 :百田 有希 (Yuki Hyakuda)建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h
■審査員 :大西 麻貴(Maki Onishi)建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h
■審査員 :三協アルミ役員1名
総評
- 審査員長 西沢 立衛 氏
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昨年にひきつづき、ずっといたくなる居場所を考えるという課題で、しかし昨年と違うのは、昨年は「住宅」または「図書館」という、具体的な機能が要求されていたが、今年は、具体的な機能のしばりはなく、住宅であっても街であっても、集会所であってもなんでもよくて、自由に人の居場所を考えてほしい、というものだった。具体的な機能の制約がないことがどういう結果になるか、より自由な提案が多くあつまるのか、または何でもありはかえって提案しづらいと感じる応募者もいるのだろうか、などといろいろ考えたりしたが、いざ蓋を開けてみると、どの案ものびのびとしていて、等身大の提案で、それを見て安心したし、応募者たちの実力の高さをも感じた。また内容的にも去年よりもレベルがあがっていたのも、頼もしく感じた。ずっといたくなる場所、居心地のよい場所ということは、ある意味で建築のもっとも初源的な条件であるとも言える。そういう意味でも、よい課題だったし、それをしっかり受け止めた提案が多く出たことは素晴らしいと思った。
空間提案
最優秀賞
Glass Straw Roof
上田 満盛(大阪市立大学大学院)
大坪 良樹(大阪市立大学大学院)
優秀賞
ドアを開けたわたしの街と
窓を開けたみんなの部屋
浦田 友博
(京都工芸繊維大学大学院)
小野木 敦紀
(京都工芸繊維大学大学院)
心地よい孤独
有光 史弥(熊本大学大学院)
湾を巡る
―クジラ・イルカがつなぐ街の誇り―
保坂 整(東京工業大学大学院)
審査員賞
西沢 立衛 賞
居場所をつくる
櫻本 康乃
(京都工芸繊維大学大学院)
大西 麻貴 賞
衣を纏う家
平松 尚幸(日本大学大学院)
百田 有希 賞
感じながら過ごす
大石 理奈(名古屋工業大学)
建材提案
三協アルミ賞
感じながら過ごす
大石 理奈(名古屋工業大学)
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