『未来のとびらコンテスト2021《大学生版》 学生建築デザインコンペ』は、未来の私達の暮らしが豊かになるそんなライフスタイルやコミュニティに貢献できる作品を、専門学校・短大・大学・大学院において、建築・デザインなどを学ぶ学生を対象に募集しました。(締切/10月8日、最終審査/12月9日)
応募総数128件の中から各賞が下記のように決定しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
ずっといたくなる商店街
西沢 立衛(Ryue Nishizawa)
建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授
大西 麻貴(Maki Onishi)
建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h
百田 有希(Yuki Hyakuda)
建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h
三協アルミ役員1名
今回もまた素晴らしいテーマの出題だったが、今までよりもさらに応募しやすい性質のものだったのだろうか?各応募者の提案はどれも少なからず魅力があり、最終審査に残った7案はどれも拮抗していた。最終審査会は、どれが一番になってもおかしくない接戦となった。最終的には順位をつけざるをえなかったものの、実感としては全員最優秀という印象を感じている。どの案もたいへん個性的なアイデアを内包していたし、またそれらはどれも、古さと新しさの両方を兼ね備えていると感じた。どの提案も、出題「ずっといたくなる商店街」にストレートに答えているのはもちろんのこと、同時にこれからの街や地域、わたしたちの社会に向け希望を提示したといえるのではないだろうか。