第4回 学生建築デザインコンペ受賞作品

『未来のとびらコンテスト《大学生版》 第4回 学生建築デザインコンペ』は、未来の私達の暮らしが豊かになるそんなライフスタイルやコミュニティに貢献できる作品を、専門学校・短大・大学・大学院において、建築・デザインなどを学ぶ学生を対象に募集しました。(締切/10月1日、最終審査/12月13日)
応募総数80件の中から各賞が下記のように決定しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

募集テーマ

「ずっといたくなる住まい」―未来がアル家―

審査員(敬称略・2018年7月現在)

【審査員長】

西沢 立衛(Ryue Nishizawa)
建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授

【審査員】

大西 麻貴(Maki Onishi)
建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h

【審査員】

百田 有希(Yuki Hyakuda)
建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希 / o+h

【審査員】

三協アルミ役員1名

総評(敬称略)

審査員長 西沢 立衛

 今回もさまざまな提案があって、おもしろかった。本コンペのテーマである「ずっといたくなる」という問題提起は素晴らしいと思う。建築は場所を作れるのか? 建築は人間の拠りどころとなりうるのか? ということは、モダニズムからポストモダニズムにいたる20世紀の建築運動が背負いつづけた中心課題のひとつであり、かつ今も大きな課題でありつづけていることだからである。今回のコンペでは、応募者の皆さんはそれぞれ「ずっといたくなる」という課題に取り組んでくださり、アプローチの違いをすごく感じ、いろいろ勉強になった。全体に共通したこととして、日本的な感覚があるように感じた。それは雁木または縁側的なものだったり、上下足文化だったり、温泉だったり、蔵だったり、現れ方は多彩だが、「ずっといたくなる場所」というものが、地域的なもの、バナキュラーなものとつながっているのだろうかと、あらためて感じられた。

最優秀賞

家から出ても、
わたし、まだ はだし。
―住居を繋ぐ、
はだしの共有スペース―

小室 昂久(日本大学大学院)
渡邉 健太郎(日本大学)
小山 佳織(日本大学)

イエのロジ

小山内 祥多(東北大学大学院)

優秀賞

湯/塔のある暮らし

楠元 彩乃(横浜国立大学大学院)

マチイエ

石田 卓也(横浜国立大学)

特別賞

ずっといたかった場所

中野 翔太(近畿大学)
樋富 菜々子(近畿大学)
井上 真由(近畿大学)

匂いを紡ぐ土蔵

池田 勇輝(東京都市大学)
西宮 航平(東京都市大学)

Urban Mountain

野口 樹(日本大学)

三協アルミ賞

解体新処
[建材提案:熱で延びるアルミ建材]

長谷川 峻(京都大学)
藤原 悠(京都府立大学)

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