子どもたちは結婚して別世帯を持ち、老夫婦だけの生活になることが予想されます。カースペースは1台程度。家族の集まりは減り、夫婦の趣味が中心の暮らしになる一方、時に訪れる孫たちの遊び場が欲しいケースも。そうした場合には、多彩な用途に利用できるガーデンルームが活躍します。庭は癒しの空間として存在感を高めますが、年齢とともに手入れや掃除といった植栽のメンテナンスを負担に感じるかたも多くなりますので、ふさわしい植物を選んで当初のプランを立てておくこともポイントです。
高年後期に向けては、各ゾーンにバリアフリー対応を考えておく必要がありそうです。夫婦2人で過ごすプライベートな時間が多くなることから、エクステリアは穏やかで安全な時間を過ごせるセミクローズなスタイルが望まれます。