子どもが学生や社会人になり、自立していく時期で、カースペースは2〜3台が必要。カースペースの拡大で、門まわりをリフォームする例が多くみられます。エクステリアはオープンスタイルになる傾向です。
子どもの集まりは青年や大人の集まりに変化していきます。趣味は多方面に広がり、奥様も仕事を持つなど多忙に。そうしたライフスタイルを見込んで、手のかからないエクステリアをつくっておく配慮も大切です。植栽は、植物の種類によって大きく育って眺めが変わったり日陰ができることを知っておきましょう。落葉樹は季節感があって楽しめますが、落ち葉の掃除が必要になりますので、庭全体に配置せず、シンボルツリーだけに限る方法もあります。「雑草の生えない庭」を実現するための素材もいろいろと考案されています。
「全く手をかけずに綺麗な庭を」は不可能です。
1. 散水
2. 剪定、花柄摘み(草本類)
3. 消毒(病虫害対策)
4. 施肥
5. その他(落ち葉の掃除など)が最低限、必要です。
●剪定(せんてい)
成長の遅い樹種を。枝葉を素人で手軽にカットできる樹種を選ぶ。
●消毒
病気や害虫に強い樹種を選ぶ。
●落ち葉掃除
常緑樹でも葉の入れ替わり時に結構落ちるので、少しは必要。グランドカバーの植栽は常緑性のものが楽です。草花類も1年草は少なくしてコンテナでの植え込みに、地植えは宿根草とします。
オススメの植物(関東以南の比較的温暖な地域)
●高木
ミモザ、シマトネリコ、ヒメユズリハ、アオダモ、ハイノキ、ドイツトウヒ、ブルーアイス、ブルーヘブン等
●中木
ブラシノキ、オリーブ、トキワマンサク、フェイジョア、ジャノメエリカ、カクレミノ、シコンノボタン、グミ等
●低木
アブチロン、コバノランタナ、ウエストリンギア、エリカ(カルネア)、フィリフェラオーレア等
●宿根草
クリスマスローズ、ローズマリー、ラベンダー、オオトクサ、プルンパーゴ、フクシア、マツバギク、ヒペリカム、セラスチューム、アメジストセージ、シロタエギク等
●宿根地被類
セダム類、リシマキア(ヌンムラリア)、ヒメツルソバ、ヒメリュウ、ヤブラン、シャガ、ヤブソテツ、ハラン、セキショウ、フッキソウ等
●つる性植物
モッコウバラ、カロライナジャスミン、ハゴロモジャスミン、トケイソウ、ビンカマジョール(ツルニチニチソウ)等