ニュースリリース

冬でも室温低下を抑え、換気しながら高断熱
超高層マンション対応「DI窓」に「防火タイプ」 発売
〜大臣認定防火設備（個別認定）を取得〜

　三協立山株式会社・三協アルミ社は、超高層マンション対応「DI窓（ダイナミックインシュレーション窓）※1」※2に、大臣認定防火設備（個別認定）を取得した「防火タイプ」※3を発売します。

　ZEH-M（ネット・ゼロ・エネルギー・マンション）の普及促進や、昨今のコロナウイルス感染予防対策として、窓の断熱化や換気への関心が高まる中、換気しながら高断熱を実現するDI窓は「2022年度グッドデザイン賞」を受賞するなど、市場から高い評価を得ています。DI窓のラインアップはこれまで一般地域用（非防火）のみでしたが、今回、国土交通大臣より防火設備として認定された「防火タイプ」を発売することで、一般地域だけでなく、防火地域や準防火地域の超高層マンションにもDI窓をご採用いただくことが可能になりました。

※1．「DI窓（ダイナミックインシュレーション窓）」とは・・・
屋外側の外窓と室内側の内窓による二重窓とし、換気のための外気を二重窓の中間層に取り入れて空気の流れを作る※4ことで、窓から逃げる熱の移動を減らし、換気しながら高断熱を実現する新しい窓です。一般的に冬場の換気は冷たい空気がそのまま室内に入り込むため室温を下げてしまいますが、DI窓を使用すると、冬は二重窓の中間層であたためられた空気を室内に取り込むため、冬でも室温低下を抑えた換気が可能です。夏は二重窓の中間層で外から侵入する熱をやわらげるため、冬はあたたかく、夏はここちよく過ごすことができます。

※2．超高層マンション対応「DI窓」発売　https://alumi.st-grp.co.jp/news/2021news/om20210122.html
※3．都市部では、火災時の延焼防止を目的に「防火地域」「準防火地域」が定められ、設置場所により「防火設備」の使用が義務付けられています。大都市圏では2 割以上の地域で防火窓が必要です。（東京23 区では、準防火地域を含めると、ほぼ全域で防火窓が必要）
※4．DI窓は24時間換気で使用される換気設備を稼働することで、中間層に空気が流れ、室内に取り込まれます。（2003年の改正建築基準法により、シックハウス症候群を防ぐために、室内の空気を強制的に換気する24時間換気システムの設置義務化が定められています）

【特長／詳細】

1.室温への影響が少ない換気が可能

　DI窓は、外窓から取り入れた空気が二重窓の内部であたたまり、室温に近い温度となって内窓の上枠全長にある換気口から室内に取り込むため、冬でも室温低下を抑えた換気が可能です。夏は二重窓の中間層で外から侵入する熱をやわらげるため、冬はあたたかく、夏はここちよく過ごすことができます。

2.防火地域・準防火地域にも対応できる高性能窓

　DI窓は、換気しながらJIS最高ランクS-7（3600Pa）を超える耐風圧性能を確保。水密性能においてもJIS最高ランクW-5（500Pa）を超える性能を確保しています。加えて今回発売する「防火タイプ」は、ビル用サッシ「防火型MTG-70R高性能」に「外DIユニット」を組み込んだ外窓を採用することで、防火地域・準防火地域の超高層マンションにも対応できます。

【仕様】

窓種	外窓部：防火型MTG-70R高性能 引違い窓 （ガラス溝幅：36mm） 内窓部：プラメイクEⅡ 引違い窓
中間層	整流板、断熱ブラインド
ガラス	外窓：網入り単板ガラス 内窓：複層ガラス
最大サイズ	幅：2000mm、高さ2200mm
性能	耐風圧性能	4500Pa、S-7（3600Pa）、S-6（2800Pa）、S-5（2400Pa）
	水密性能	1500Pa、1000Pa
	気密性能	A-4（換気装置閉鎖時）
	遮音性能	T-3（中間層：断熱ブラインド使用時）、T-2（中間層：整流板使用時）
	断熱性能	Udyn※7＝0.4W/㎡・K（中間層：断熱ブラインド使用時）

※7．DI窓の熱貫流率（Udyn値）は、通常の窓のU値とは異なり、24時間換気使用時に窓の内部に空気を流した状態での性能値です。

【発売日】

2023年1月10日

【参考】

掲載年を選択する 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年