ニュースリリース

2024.02.26

換気しながら高断熱を実現する「DI窓」がクリニックの病室に採用
〜医療施設の省エネや快適な空間づくりに貢献〜

 三協立山株式会社・三協アルミ社が発売している「DI窓(ダイナミックインシュレーション窓)」※1が、このたび、河野レディースクリニック(福岡県大牟田市)の病室など14窓に採用されました。本物件は、新築における「DI窓」の採用第1号物件となります。

※1.「DI窓(ダイナミックインシュレーション窓)」 https://buildingsash.net/di/index.html

外観
外観

外観(DI窓)

内観

外観(DI窓)

内観
1.採用物件の概要
 医療施設は、24時間体制で空調や照明、医療機器などを稼働させなければならず、一般的な建物と比べて消費電力が多くなる傾向があります。また、療養環境に配慮した適切な温度・湿度管理や遮音性が求められます。
 今回、「DI窓」の室内との温度差が少ない“快適な換気”や、暖冷房負荷を削減できる“高い断熱性能”、換気機能を保ちながら“遮音効果”が得られる点などが評価され、河野レディースクリニックの病室など14窓に採用されました。

【「河野レディースクリニック」建築概要】

所在地 福岡県大牟田市(省エネ基準地域区分:6地域)
延べ床面積 1,463.38㎡
構造 鉄筋コンクリート造、4階建て
施主 河野レディースクリニック
設計 内記建築設計室
施工 株式会社サンコービルド
当社製品納入数 DI窓(14窓)
竣工 2023年10月17日
2.「DI窓」の概要
 「DI窓」は、屋外側の外窓と室内側の内窓による二重窓とし、換気のための外気を二重窓の中間層に取り入れて空気の流れを作る※2ことで、窓から逃げる熱の移動を減らし、換気しながら高断熱を実現する新しい窓です。一般的に冬場の換気は冷たい空気がそのまま室内に入り込むため室温を下げてしまいますが、DI窓を使用すると、冬は二重窓の中間層であたためられた空気を室内に取り込むため、冬でも室温低下を抑えた換気が可能です。夏は二重窓の中間層で外から侵入する熱をやわらげるため、冬はあたたかく、夏はここちよく過ごすことができます。

※2.DI窓は24時間換気で使用される換気設備を稼働することで、中間層に空気が流れ、室内に取り込まれます。(2003年の改正建築基準法により、シックハウス症候群を防ぐために、室内の空気を強制的に換気する24時間換気システムの設置義務化が定められています)

【「DI窓」(「河野レディースクリニック」モデル)仕様】

窓種 外窓:MTG-70R 引違い窓
内窓:プラメイクEⅡ 引違い窓
タイプ 整流板タイプ
ガラス 外窓:[非防火部]複層ガラス
   [防火設備部]単板ガラス
内窓:複層ガラス
サイズ 幅1625mm×高さ1625mm
性能 耐風圧性能 S-5(2400Pa)
水密性能 W-5(500Pa)
気密性能 A-4(換気装置閉鎖時)
遮音性能 T-1
断熱性能 [非防火部]Udyn※3=0.9
[防火設備部]Udyn※3=1.2

※3.DI窓の熱貫流率(Udyn値)は、通常の窓のU値とは異なり、24時間換気使用時に窓の内部に空気を流した状態での性能値です。

【参考】

◆受賞歴
・「平成30年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」受賞
https://alumi.st-grp.co.jp/news/2018news/sa20181114.html

・「第15回キッズデザイン賞」を受賞
https://alumi.st-grp.co.jp/news/2021news/sa20210825.html

・「第15回キッズデザイン賞」にて特別賞「BEYOND COVID-19特別賞」を受賞
https://alumi.st-grp.co.jp/news/2021news/sa20210929.html

・「2022年度グッドデザイン賞」を受賞
https://alumi.st-grp.co.jp/news/2022news/sa20221007.html

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ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。

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