第16回
2024年12月2日
あっという間に12月、年末が近づいてきましたね。
寒くなり、わが家ではヒーターや加湿器が大活躍しています。
部屋が暖かくなっていいのですが、結露で窓や壁がびっしょり濡れてお掃除が大変!!
そのまま放置するとカビなどのトラブルや建物が劣化する原因になるかもしれません。
今回は、この時期になると、お問い合わせの多い結露についてご案内します。
先日お客様から、「昨年家を新築し、断熱サッシを取り付けたにもかかわらず、2階の寝室や和室の押し入れも結露がひどい」、「そもそも断熱サッシは結露しないのではないか」とお問い合わせを受けました。
実は我が家も一昨年に新築し、同じ悩みを持っていました。
空気は温度が高いと水蒸気を多く含むことができますが、温度が低いと少ししか含むことができないといった性質があります。あたたかい空気が冷やされると水蒸気が水滴となってあらわれる現象を結露といいますので、断熱サッシを取り付けていても、温度と湿度の条件が揃うと発生することがあります。
普段の生活の中で、お料理をしたり洗濯物を干したり、おしゃべりや呼吸するだけでも空気中に水蒸気が増えます。新築時は木材などに含まれる水分が多い状態で、あたためられた部屋の空気が寒い部屋に流れていって寝室の窓や押し入れに結露が発生したものと考えられます。
我が家の例として、湿度を下げるために料理の後も換気扇を回したり、窓を開けてこまめに換気したりすることで結露を減らす工夫をしていることをお客様へご案内し、まずは一度ためしてみるとのことで、電話を終えました。
同じような悩みをお持ちのお客様、この冬、ぜひ参考にしてみてくださいね♪