経済産業省では、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法第86条)に基づき、「窓などの断熱性能に係る情報提供に関するガイドライン」を策定し、平成20年4月より施行されてきました。これは住宅の省エネルギー性能に対する関心の高まりを背景として、窓などの断熱性能に係る情報を提供することで、より断熱性の高い窓の普及を図ることを目的としたものです。平成22年5月には、窓の断熱性能を消費者に更にわかりやすく伝えるためにガイドラインの改正が告示され、平成23年4月より施行となります。断熱性能を表示する省エネ建材等級ラベルが既存の「窓・サッシ・ガラス」の三種類から、「窓」のみに一本化されます。
断熱商品の「省エネ建材等級ラベル」は、「窓ラベル」「サッシラベル」「ガラスラベル」を一本化されます。
①省エネ建材等級区分は、開口部基準の熱貫流率にて4つに区分されます。
②窓の熱貫流率の測定方法は、JIS A4710‐2004「建具の断熱性試験方法」に準拠します。
③断熱性の高さは、4つの☆マークの塗りつぶしにより段階別に表示します。
④ラベルの貼付については窓製造メーカーや窓の組立事業者などが行います。
窓 | ||||
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表示区分 | 熱貫流率が 2.33以下のもの |
熱貫流率が 2.33を超え3.49以下のもの |
熱貫流率が 3.49を超え4.65以下のもの |
熱貫流率が 4.65を超えるもの |
等級記号 | ||||
ラベル表示 |
熱貫流率とは!?
壁や窓などの各部位で、両側の気温が異なるときに、暖かい側から冷たい側へ熱が壁や窓などを通過します。窓の内外の温度差が1℃あったときに、単位時間あたりに窓の面積1㎡を通過する熱量をワットで表したものが『熱貫流率(U値)』です。数値が小さいほど断熱性に優れていることを表します。単位は、「W/㎡・K(ワット・パー・ヘイベイ・ケルビン)」です。
省エネ建材等級ラベルの貼付位置は(社)日本サッシ協会自主基準で室内側から見て右下隅の貼付を原則とします。
窓の断熱性に係る品質を保証する製造事業者等の氏名若しくは、名称または商標その他の当該製造事業者等を特定するに足りる事項を表示します。