前回取り上げた「防災」とならんで、注目度が高まっているのが住まいの「防犯」に関する話題です。RoomClipが注目するトピックスをランキング方式でまとめた「トレンドレポート2024-2025」でも、防犯と防災を包含した「安心な暮らし」を一位に選定しました。
今回は、RoomClipのビッグデータや実際の投稿実例を通じて、暮らしと住まいのSNSコミュニティがどのような対策を行っているのかをご紹介します。
RoomClipのユーザーアクティビティデータベースより、「防犯」を含む検索ワードの出現率の推移を表したのが下図です。全体的に2018年からゆるやかに上昇傾向ではあったものの、2024年10月頃から急上昇していることがわかります。連日話題となった、闇バイト連続強盗事件の影響がみてとれます。
防犯に対する急速な意識の高まりからうかがえるのは、連日の空き巣や強盗の報道に触れ「急いで何か対策を」と不安を抱く生活者の姿です。実際にどのような対策が取り入れられているのか、RoomClipに集まる投稿をのぞいてみましょう。
タグやコメントなどで「防犯」というキーワードを含むユーザーの投稿を見てみると、主に3つのアイテムの登場が目立ちます。いずれも、比較的入手しやすく、大がかりな工事などが不要で、選択肢が充実しているという特徴があげられます。
防犯アイテムを代表するひとつとして知られる監視カメラ。RoomClipでもこの数年で設置事例を見かけることが増えてきました。大手メーカーのものから比較的安価なものまで幅広くあり、また最近ではアプリで操作・確認可能な商品が増えているなど選択肢の多さから、アイテム選びに迷うという声も度々聞かれます。
簡易的なものが100円均一ショップなどでも安価に入手しやすいことから「とりあえず導入してみた」と語るユーザーが多いのが人感センサーライト。最近では本格的なものを導入するケースも少なくありません。これは監視カメラにも共通することですが、本格的なものになるほど設置するハードルも上がる傾向にあるため、このユーザーのように「親に頼まれる」というケースは今後ますます増えていくことが予想されます。
窓の防犯対策の一つとして注目されているアイテムが、開閉状態を感知しアラームやアプリへの通知などで知らせる開閉センサー。比較的導入しやすいことがメリットとしてある一方で、住まいにこだわる生活者にとってはインテリアとの両立が課題の一つとしてあるようです。このユーザーは、DIYでセンサーのカバーの色を変えた様子を投稿しています。
ここまですぐに取り入れやすい防犯グッズを紹介してきましたが、家づくりやリフォームの場面でぜひ検討したいのが、より高い防犯性を叶える住まいのアイテムです。防犯効果の期待もできる、RoomClipで選ばれている三協アルミ製品をピックアップしました。
鍵穴が表に出ていないため、ピッキング対策として有効と言われるキーレス玄関ドア。RoomClipユーザーからも人気が高い三協アルミの玄関ドアには、スマートフォンと連携することで、外出先からリモート操作で施解錠できるオプションプランもあり、鍵の閉め忘れ防止にも有効です。
庭やテラス、玄関アプローチなどにフェンスを設置することで、目隠しとなるだけでなく外部からの侵入を抑制する効果が期待できます。より安心できる暮らしの実現だけでなく、このユーザーのように、デッキを第二のリビングのように使える場合があるのも嬉しいメリットのひとつです。
住居への侵入手口で最も多いのが、窓ガラスを破り、窓のカギをはずして侵入する「ガラス破り」です。侵入者が嫌がるのは、破壊に時間がかかり、侵入しにくそうな窓。侵入に5分以上手間取れば、あきらめる確率が高くなるという調査データもあります。
そこで注目したいのが内窓の設置。二重窓にすることで侵入者がためらい、防犯効果が期待できます。さらに通常のガラスに比べ破壊されにくい構造となっている「安全合わせガラス」を選択すれば、安心感もアップします。
防犯としての効果以外にも、内窓を設置することで断熱効果が向上し暖房や冷房をより効率的に効かせることができるので、室内の快適性がアップするというメリットも。三協アルミの後付樹脂内窓 「プラメイクEU」であれば、今ある窓はそのままでOK。大がかりな工事は不要で、あっという間に施工が完了します。プチリノベとしてもおすすめなので、新築やリフォームなどの予定がない方もぜひチェックしてみてくださいね。
※防犯性の向上を考えたものであり、侵入・盗難阻止など、防犯を保証するものではございません。万が一、発生した盗難事故・人身事故については責任を負いかねますのでご了承ください