住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip(ルームクリップ)」。
RoomClipに投稿された実例データや検索・閲覧などの行動データを基に、住まいと暮らしのトレンドやヒントをご紹介する特別コラムです。
このところ、インテリアに色を取り入れた投稿が目立っています。住生活領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip」では、今トレンドの「色のある暮らし」を実現するためのアイデアがたくさん集まっています。
時代とともに様々なトレンドが生まれてきたインテリアスタイル。「韓国インテリア」や「モノトーン」といった、抑えた色で統一するインテリアスタイルの人気が続いています。ところが近頃は少し変化が起きていて、色を使ったお部屋の投稿がにわかに増えてきました。
実際にRoomClipのデータを見ても「色」や「カラー」というキーワードを含むタグが付与されている投稿の割合は2020年以降、上昇傾向にあります。写真を投稿する際に、強調したいことや伝えたいことをユーザーはタグで表すことが多いので、何かのタグの投稿される割合が増えているということは、それだけ関心が高まっていることを示します。
このことは、SNSの住生活ジャンルにおいてインパクトの大きいトレンドシフトだと捉え、注目キーワードをランキング形式で毎年末に発表しているRoomClip Awardでは、2023年度の第1位に「色のある暮らし」を選出しました。
この新しいトレンドの背景にあるのは、コロナ禍に起きた「イエナカ活動の充実化」だと考えています。長引くおうち時間により少しでも居心地の良い住空間にしたいという思いから、花を飾ったり、ポストカードやアートピース、推しのキャラクターグッズなど「好き」を目にみえるところにディスプレイしたりする人が増え、自然と色が増えていったのでしょう。今年は春のキャンペーンなどで「カラフル」を打ち出す雑貨店やインテリアショップも多い印象で、今後ますます注目されていくことが予想されます。
実際にどのように色が取り入れられているのか、RoomClipユーザーによる実例を見ていきましょう。
RoomClipでは、大きく分けて3タイプの色を使ったインテリアが注目を集めています。いずれも、過去に流行したことがあるインテリアスタイルがアップデートされつつ、リバイバルしている様子が伺えます。
さまざまな色を賑やかに取り入れたキッチュなスタイルです。コロンとしたテーブルランプやフォルムがユニークなフラワーベースなど、韓国インテリアで人気のモチーフやアイテムもミックスされることが多いです。
オレンジや赤、黄色などの暖色をキーカラーに、懐かしさを感じるデザインのアイテムを取り入れるスタイルです。特に「昭和レトロ」や「レトロポップ」は、食器や家電の復刻版、その類似品などが市場に多く登場しているほど、人気を集めています。
1940〜60年代の「バウハウス」をルーツにした、機能的なデザインが特徴のインテリアスタイルです。ファンの間では「名作」と呼ばれるテーブルやチェア、照明器具が多数あり、憧れの対象となっています。
特定のインテリアスタイルにこだわらず、より気軽に色を使った暮らしを楽しんでいるユーザーさんも多くいます。真似しやすい3つの方法をご紹介します。
ベッドリネンやクッションカバー、ラグなどのファブリックもので色を取り入れるのは、その手軽さもあり人気です。季節や気分に合わせてチェンジするという楽しみ方もできます。
よりインパクトの大きな色の取り入れ方として、壁の色をカラフルにするという方法があります。壁紙に塗れるペンキや、剥がせる壁紙などの専用アイテムを活用すれば気軽にチャレンジできます。
室内ドアを好みの色にチェンジし、ワンポイントにしたり、ファブリックや家具などとカラーコーデを楽しんだりするのも人気です。最近では木調色のドアだけではなく、多彩なカラーや質感のドアが発売されているので、取り入れることでより本格的にカラフルな空間づくりが叶います。
三協アルミのインテリア建材「リヴェルノ セレクト ファイン」は、“色を使った暮らし”を叶えるのにピッタリな室内建具シリーズです。こだわりのカラーとテクスチャーで「ポップ&テイスト」をコンセプトとした、明るくワクワク感のあるコーディネートが楽しめます。自分らしいカラーとコーディネートを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。