窓まわりの事故が、意外と身近に起きていることを知っていますか?
窓からの転落などのけがや事故は、窓とその周辺にちょっとした配慮をするだけで簡単に防ぐことができます。大きなけがや事故につながる前に、これからご紹介するポイントを見直してみましょう!
今回は、窓まわり編をご紹介します。
幼児が窓台に乗り、2階の出窓から家の外へ転落してしまいました。
子どもたちが2階の部屋で遊んでいました。親たちは1階で昼食の準備をしており、子どもたちがいる部屋には目を配っている大人がいませんでした。2階から子どもの叫び声が聞こえたため、2階に行くと窓が開いており、子どもが家の外に転落していました。出窓の前には踏み台になったと思われるソファーがありました。
特に小さなお子様がいるお宅では、ソファーやベッドなどを配置する場合は窓周辺を避けること、踏み台にならないことを確認してください。踏み台になるような物がある場合は、転落などの人身事故につながるおそれがあります。小さな子どもが一人で窓を開けられない、または子どもが通れない開口幅に工夫することが重要です。子どもが窓を簡単に開けられないような鍵付き錠や開口を制限する部品を取り付けることをおすすめします。
また、子どもには窓台に乗らないよう、日頃から言い聞かせておきましょう。窓の破損や窓から家の外へ転落するなど思わぬ事故につながるおそれがあります。また、窓台には重い物を載せないでください。
屋外からは、屋根に乗ったり、はしごをかけたりするのもやめましょう。窓の破損や思わぬけがにつながるおそれがあります。
子どもが窓を開けられないよう、鍵付き錠や開口幅を制限するための部品などを取り付けることをおすすめします。三協アルミでは窓の開口幅を制限し、お子様の安全に配慮しながら換気・通風ができる商品も提供しています。
・ALGEO(アルジオ)換気用ストッパー
・マディオJ・M / アルミサッシ マディオP 換気用ストッパー
引違いサッシの網戸が家の外に落下し車にキズがついてしまいました。
3階寝室のサッシを開け掃除をしていたら、急な来客があり、あわてて網戸を開けて声を掛けようとしたところ、網戸が持ち上がりはずれてしまいました。網戸は下に停めてあった車の屋根に落下。車の屋根がへこみ、キズがつきました。
落下した網戸は、以前にはずして掃除した後、きちんとはずれ止めをかけていませんでした。
お手入れなどで、網戸をはずし、再び窓枠に取り付けたときは、落下防止のための表示ラベル、または以下「網戸の使い方」を確認してください。記載の着脱方法に従ってはずれ止め部品を必ずかけてください。
また、長年の使用で、はずれ止め部品がずれていることもあります。時々点検してください。はずれ止め部品が正しくかかっていないと、網戸が窓枠からはずれて落下し、人身事故や物損事故につながるおそれがあります。少しでも異常を感じたら使用を中止し、速やかに点検修理を依頼しましょう。
<網戸の使い方>
はずれ止めのセット方法は窓の種類によって異なりますので、それぞれの窓の表示ラベルまたは取り扱い説明書に従ってください。(一般社団法人 日本サッシ協会 資料より引用)
「なんだかいつもと違う」「使い勝手が悪くなってきた」「動きがおかしい」と感じたら…
けがをしない・事故にあわないためにも、工務店、ハウスメーカー、販売店などに点検修理を依頼しましょう。
「きっと大丈夫」「まだ平気だろう」と思っていても、事故が起きてからでは遅いです。窓まわりの事故防止には日頃からの点検・対策や呼びかけが大切です。小さな子どもが窓から転落しないよう、鍵付き錠や開口制限などの対策をおすすめします。 また、窓周辺には踏み台になるような物を置かないようにしましょう。子どもが窓の近くで遊んでいるときは、目を離さない。離れるときは声を掛けるようにしたいですね。
「安全にご使用いただくために」
商品を安全にご使用いただくための情報を紹介しています。あわせてご覧ください。