お庭の使い方は家族構成や生活スタイルの移り変わりで、少しずつ変わっていくものです。築27年のF様邸は、お子さんが大きくなって庭を使う機会が減り、奥様が草取りに追われる日々でした。メンテナンスの手間が省けて使い勝手も良く、ガーデニングも楽しめるお庭づくりのヒントをご紹介します。
お庭は使う機会が減ると雑草が生え、どんどん殺風景な場所になりがちです。物干し場やブロック塀も古びた印象で、お庭の建具などの老朽化も気になっていました。
「最近では草に負けて皮膚がかぶれてしまって。それで、手入れがラクできれいなお庭にリフォームしようと決心したんです」
こうして生まれ変わったお庭には、レンガや砂利をすっきりと敷きつめました。草取りの手間が大幅に減り、お手入れも楽で快適な空間に。デッキの上につけた木調屋根がアクセントになって、日射しの調整や洗濯干しにも重宝しています。
「土の部分を最小限にしたので、ようやく草取りから解放されました。一番のお気に入りは、デッキ前のレンガの花壇。高さをデッキに合わせたので水やりもしやすいし、リビングからも花や緑を眺めて楽しめるんです」
ローメンテナンス=無機質にならないように、緑を効果的に配置しました。土に防草シートを敷きつめ、天然石やレンガなど自然素材でおおって表情のある床に。庭のフチに沿って細長く花壇をつくったので、土の面積が少なくても緑がたっぷりに見えます。
お隣との境のブロック塀は古くて汚く、高さも中途半端でした。気になっていたのでその上にダークな色調が効いた『カムフィ』のフェンスを足してきちんと目隠し。プライバシーも守られる落ち着いた空間になりました。
リビング前には和室まで続く長いL字型のデッキを設置。室内〜デッキ〜庭へとスムーズに行き来できるようにしました。リビングから素敵な景色が眺められるのも、奥様の楽しみのひとつだそう。眺めても使っても快適なお庭になりました。
ひとと木(※現行品は『ヴィラウッド』です。)、ナチュレ(※現行品は『ナチュレN・ナチュレS・ナチュレP』です。)、カムフィフェンス(※現行品は『レジリア』です。)