住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip(ルームクリップ)」。
RoomClipに投稿された実例データや検索・閲覧などの行動データを基に、住まいと暮らしのトレンドやヒントをご紹介する特別コラムです。
仕事や子育てに忙しい毎日を送る中で、「家事の時短」を目指している人は多いはず。食洗機やロボット掃除機など、便利な家電の利用だけでなく、「片付けやすいレイアウト」「汚れにくい仕組み」をつくるアイデアも増えてきているようです。
単身世帯、共働き世帯が増える中、「掃除」への意識に変化が生まれています。住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip」では2017年以降、「掃除しやすさ」に関するタグの利用が急上昇。2019年までは「掃除」タグの投稿における話題は「大掃除」がメインでしたが、2020年になると「掃除しやすい家」の投稿数が「大掃除」を超え、以降は首位をキープしています。年に一度の大掃除よりも、“日常的に掃除しやすい環境づくり”への関心が高まっているようです。
日々の掃除の見直しが進む中で、「汚れてから掃除する」のではなく、「汚れをためない・汚れにくくする」という考え方にシフトしているようです。これまでは年末にまとめて行われていた大掃除を毎月少しずつ行うことで負担を軽減する、掃除がしにくい場所・汚れやすい場所に汚れがつきにくいような処置をする、などのアプローチも。掃除の頻度としては増えているため、さらなる効率化・時短も求められています。
では、具体的に「掃除しやすい家」を実現するためにどのような工夫をしているのでしょうか?RoomClipユーザーさんの投稿を見てみましょう。
おうちをキレイに保つために、十分な時間をかけられない……そんなときには、「おうちを掃除に最適化するアイデア」が役立ちます。
洗面器やシャンプーボトルなどを床に置くと、水アカやぬめりが気になるもの。フックを使った浮かせる収納で、水はけも良く、汚れにくくなっています。
凹凸が多く、掃除がしにくい窓のサッシに、マスキングテープを貼っておくことでホコリを防止しています。汚れたら剥がすだけ、という手軽さが良いですね
寒い季節になると困るのが窓の結露。結露をそのままにしておくと、カビやダニが発生する原因にも。デコレーション風の結露防止シートを取り入れることで、毎日の拭き掃除の手間を省いている方も多いようです。
家づくりやリノベ・リフォームにおいても、掃除しやすい建材や住宅設備などを取り入れる人が増えています。
吊り引き戸を導入することで、汚れのたまりやすいドアレールをなくしています。同じ床材を同じ方向に貼ることで空間をゆるやかにつなぎ、広く感じさせる効果も。
汚れにくい加工を施した洗面台やトイレ、自動洗浄機能が搭載された浴槽などの設備のほか、掃除しやすい建具も増えています。例えば、窓まわりは細かいスキマが多く、お掃除のしにくさが目立つ場所ですが、「結露しにくい窓」や「掃除しやすいフラットレールの窓」が登場しています。
三協アルミのアルミ樹脂複合サッシ「ALGEO(アルジオ)」は、お掃除しやすいフラットレールが特長。汚れがたまる凹凸をなくし、サッとひと拭きでお手入れできるサッシです。さらに、断熱性が高く結露しにくいのもポイント。窓そのものの選択が「掃除しやすい家づくり」につながります。