ニュースリリース

2022.01.07

「未来のとびらコンテスト2021≪大学生版≫」
学生建築デザインコンペ審査結果発表
〜12月9日に最終審査会を開催〜

 三協立山株式会社・三協アルミ社は、全国で建築やデザインなどを学ぶ大学生を対象に6月10日(木)〜10月8日(金)まで開催した「未来のとびらコンテスト2021 ≪大学生版≫〜学生建築デザインコンペ〜」の審査結果を発表いたします。

 12月9日(木)、オンラインにて最終審査会を開催。応募総数128作品の中から空間提案の1次審査会を通過した7作品の制作者によるプレゼンテーションを実施し、審査員長の西沢立衛氏をはじめとした審査員の公開審査により、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、特別賞3作品を決定しました。
 また、「新しい発想の建材提案[任意]」を応募いただいた作品の中から、当社の開発部門などによる社内審査にて三協アルミ賞1作品を決定しました。

西社長の挨拶
<西社長の挨拶>

 「未来の建築界を担う皆さんのレベルの高さと発想の豊かさに大変感銘を受けた。「未来のとびらコンテスト2021≪大学生版≫」は、2015年にはじまり、昨年の中止を挟んで今年で6回目を迎える。今回の経験を人生の糧とし、審査員の先生方の背中を追い、そしていつかは超えていただきたい。今後も当社は、コンテストなどで皆さんの若い意見を頂戴できる場を設け、作品に描かれたような未来に貢献できるよう頑張りたい。」
西社長の挨拶

 三協アルミでは、当社製品の重要なターゲットである女性のお客様に共感いただけるよう、2014年より「女性推進WG(ワーキンググループ)」を立ち上げ、テレビCMをはじめ、広告やノベルティグッズなど、女性目線、感性を生かした企画立案・展開に向けた取り組みを進めてまいりました。
 「未来のとびらコンテスト≪大学生版≫」は、女性推進WGの企画案件の一つで、2015年より毎年開催しています。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で中止としましたが、今年で6回目の開催となります。
 今回は、コロナを乗り越えた先にある新しい明るい未来を創造し、優しくて心があたたかくなる活気にあふれ元気になれる『ずっといたくなる商店街』を募集しました。

最優秀賞

<最優秀賞> 1作品


【作品名】
 迷子になっていい街
 菊池 佑磨さん(東京藝術大学)

【提案趣旨】
 認知症は超高齢社会の日本が抱える社会問題の一つです。認知症が原因で自宅に戻れなくなり、行方不明になることや交通事故に巻き込まれることがあり、認知症介護では自由に外出するのを止めさせることが一般的です。しかし、人はたとえ認知症になっても、それまでと同じように街での生活を送りたいはずだと考えます。認知症の人ができるだけ自由に外出できるように、街を危険から守られた場所につくり変えれば、彼らの想いと地域との折り合いがつけられ、認知症の人が「迷子になっていい街」ができるのではないかと考えました。そこで、衰退化しつつあるシャッター街を認知症の人が自由に歩ける街へ更新することを提案します。
最優秀賞

<受賞一覧>

【空間提案】
作品名 氏名(学校名)
最優秀賞 迷子になっていい街 菊池 佑磨さん(東京藝術大学大学院)
優秀賞 きっかけを創る「間」 佐藤 奈々惠さん(早稲田大学)
近藤 樹生さん(早稲田大学)
杉山 太一さん(早稲田大学)
優秀賞 商家街 −商い家する街− 海老原 耀さん(早稲田大学大学院)
優秀賞 暮らしの商店坂 坪井 悠里子さん(横浜国立大学大学院)
東野 有希さん(横浜国立大学大学院)
亀井 美里さん(横浜国立大学大学院)
特別賞 天幕の杜
〜寄り添い集う ゆりかご商店街〜
田島 龍生さん(麻生建築&デザイン専門学校)
特別賞 風ケイ室
〜Connect-Scape〜
佐藤 椋太さん(北海道大学大学院)
寺嶋 啓介さん(北海道大学大学院)
特別賞 歩行者のコモンネットワーク 栗林 太地さん(法政大学大学院)
大岡 雄太さん(法政大学大学院)
【建材提案】
作品名 氏名(学校名)
三協アルミ賞 別府商店街×小学校
-子供を核としたまちづくり-
手島 健さん(鹿児島大学大学院)
【総評】
西沢 立衛 氏(審査員長)

 今回もまた素晴らしいテーマの出題だったが、今までよりもさらに応募しやすい性質のものだったのだろうか?各応募者の提案はどれも少なからず魅力があり、最終審査に残った7案はどれも拮抗していた。最終審査会は、どれが一番になってもおかしくない接戦となった。最終的には順位をつけざるをえなかったものの、実感としては全員最優秀という印象を感じている。どの案もたいへん個性的なアイデアを内包していたし、またそれらはどれも、古さと新しさの両方を兼ね備えていると感じた。どの提案も、出題『ずっといたくなる商店街』にストレートに答えているのはもちろんのこと、同時にこれからの街や地域、わたしたちの社会に向け希望を提示したといえるのではないだろうか。
<未来のとびらコンテスト概要>
【名   称】 未来のとびらコンテスト2021≪大学生版≫ 〜学生建築デザインコンペ〜
【概   要】 「空間についての提案※1」+「新しい発想の建材提案[任意]※2」を募集
※1.「空間についての提案」・・・ 三協アルミの商品を1点以上使用した提案
※2.「新しい発想の建材提案[任意]」・・・ 空間提案の中で自由な発想であったらいいなと思う建材を提案
【募集テーマ】 『ずっといたくなる商店街』
【応募期間】 2021年6月10日(木)〜2021年10月8日(金)
【応募対象】 日本国内の専門学校、短大、大学、大学院において建築、デザインなどを学ぶ学生で、現在在学中の個人またはグループ(3名まで)
【応募作品】 128作品
【受賞特典】 <最優秀賞>    1点 ・・・ 副賞30万円
<優秀賞>     3点 ・・・ 副賞15万円
<特別賞>     数点 ・・・ 副賞10万円
<三協アルミ賞※3> 1点 ・・・ 副賞15万円
※3.三協アルミ賞は「新しい発想の建材提案[任意]」を含む作品の中から三協アルミが選出する賞
【審 査 員】
 (敬称略) 
審査員長 西沢 立衛(建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)
審査員  大西 麻貴(建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
     百田 有希(建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
     三協アルミ 役員1名
【コンテストサイト】未来のとびらコンテスト2021≪大学生版≫ https://alumi.st-grp.co.jp/kenchiku/

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。

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