経済産業省主催 製品安全対策優良企業表彰
「商務流通保安審議官賞」を受賞
三協立山株式会社・三協アルミ社は、経済産業省主催の「平成28年度 第10回製品安全対策優良企業表彰」大企業製造・輸入事業者部門において「商務流通保安審議官賞」を受賞しました。
本表彰は、経済産業省が製品安全に積極的に取り組んでいる企業・団体を表彰し、製品安全の価値を定着させることを目的に実施しているもので、今年で10回目となります。「商務流通保安審議官賞」は、最高賞の「経済産業大臣賞」に次ぐ賞です。
なお、表彰式は、11月18日(金)に東京で開催される「製品安全総点検セミナー(※1)」にて実施されます。
「商務流通保安審議官賞」受賞ポイント
- ●アルミニウムおよびその他金属の圧延加工品の製造・販売企画・設計から試作段階におけるリスクアセスメントの取り組み
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製品の企画・設計から試作確認段階において標準化された手順に従いリスクアセスメントに取り組むことで、製品のリスクの把握と対策を実施し、製品の出荷まで一貫した安全性を確保している。リスクアセスメントでは消費者の使用環境や使用状況を想定し、その際に生じる危険状態を全て抽出した上で、窓の落下対策、サッシの指はさみ対策など、子どもが安全に使えるサッシ等の製品化を実現している。また、製造事業者でありながら、強度、衝撃、気密・耐風圧、断熱などの製品試験の信頼性を高めるため、国際規格ISO/IEC17025(技術的能力要求事項、マネジメントシステム要求事項)に適合した試験所としての認定を受け、安全な製品を開発している。
- ●製造段階でのヒューマンエラー発生防止の取り組み
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製造時のヒューマンエラーによる製品の安全性の低下を防止するために、製造時のミスを自動的に検知し、正しい手順をナビゲートする仕組みを導入することで、工程飛ばし等の製造時のヒューマンエラー発生防止に取り組んでいる。さらに、不具合発生時には取引先も含めて品質危険予知情報を共有し、原因究明を踏まえた根本的対策を進め、ヒューマンエラー防止の活動を推進している。
- ●SQL認定制度を活用した取引先への安全徹底
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落下防止、雨水浸入防止等の製品の安全を確保するために、品質保証の認定制度(SQL:Sankyo Quality License認定)を構築している。この制度により、代理店、販売店、工務店等の取引先に対しても、アルミサッシ組み立てと現場納入時の管理を徹底するとともに、製品安全を確保するため「安全かつ安心して取り扱うこと」についての指導を行い、実際の作業管理や指導による改善状況 を評価・認定することで、製品設置時の安全性を確保している。
- ※1. 表彰式 (第11回 製品安全総点検セミナーにて実施)
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<日 時> 平成28年11月18日(金)15:30 〜 17:30
<会 場> 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(渋谷区桜丘町23-21)
<内 容> (1)開会挨拶
(2)第10回製品安全対策優良企業表彰 表彰式
(3)経済産業大臣賞受賞企業の先進的な製品安全の取り組み事例の紹介
(4)閉会挨拶
【当社の製品の安全・安心への取り組み】
三協立山グループでは、これまで開発・製造・販売する製品の安全・安心への取り組みを進めてまいりました。より一層、お客様に安心してお使いいただく製品をご提供するために、自主行動基準として「製品安全宣言」「品質向上宣言」「製品安全と品質向上に関する行動基準」を定め、グループ各社のすべての活動において製品の安全性確保を最優先に、企業活動を行ってまいります。
◆三協立山グループの製品安全と品質向上に関する基本方針(詳細はこちら)
http://www.st-grp.co.jp/csr/safetypolicy.html
◆製品安全対策優良企業表彰
企業における製品安全に対する意識の向上と、事業活動や消費生活において製品安全が重要であるとする「製品安全文化」の定着を図り、製品安全が持続的に向上していく、安全・安心な社会をつくることを目的とした表彰制度。企業全体の製品安全活動について「4つの視点」(①安全な製品を製造・輸入するための取り組み、②製品を安全に使用してもらうための取り組み、③出荷後に安全上の問題が判明した際の取り組み、④製品安全文化構築への取り組み)から評価しています。
http://www.meti.go.jp/product_safety/ps-award/
ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。