ニュースリリース

2009.09.10
富山合金 「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」優秀賞を受賞

 三協立山アルミのグループ企業であるアルミビレットおよびマグネシウムビレット製造メーカー富山合金株式会社(本社:富山県射水市奈呉の江8-3 社長:稲場大二)は、「第12回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」(主催:日刊工業新聞社)において、『優秀賞』を受賞しました。

 受賞テーマは『SF6フリー/SF6代替ガスによるマグネシウムビレット製造設備の開発』で、マグネシウム合金ビレットの製造工程において、非常に強力な温室効果ガスであるSF6ガスを全く使用しないマグネシウム溶解〜ビレット鋳造システムを開発したものです。
 地球環境保護の観点から輸送機器の軽量化による燃費向上の手段として注目されているマグネシウムにおいては、製造工程におけるSF6ガスの排出削減が急務となっており、この課題に寄与する技術確立と実用化として高く評価されたものです。

 この技術は三協立山アルミが2004年度に採択を受けたNEDO課題設定型助成事業「SF6フリー高機能発現マグネシウム合金組織制御技術開発プロジェクト」の中で、富山合金として、Ca添加によるSF6ガスを使用しないマグネシウム合金ビレットの製造技術を実用化したことに端を発します。
 富山合金では、この技術成果を活用し2009年より当該設備を使用したマグネシウム合金ビレットの商業生産を行っており、温室効果ガス排出削減量として、京都議定書第1約束期間中の累積削減予測量:37万CO2換算トンを超える極めて大きな削減効果を見込んでいます。


・受賞テーマ
 『SF6フリー/SF6代替ガスによるマグネシウムビレット製造設備の開発』

・授賞式
 2009年9月9日 東海大学校友会館(東京都千代田区)にて行なわれました。

 ※SF6(六フッ化硫黄)ガスの地球温暖化係数(GWP)=23,900(CO2の23,900倍)
 ※京都議定書第1約束期間:第一段階の目標期間で2008年から2012年まで



ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。


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