ニュースリリース

2007.01.05
2007年 年頭所感

 平成19年の新春を迎え、皆様方のご健勝とご繁栄を心からお慶び申し上げます。
 旧年中は、格別のお引立てを賜り、厚くお礼を申し上げます。

 さて昨年は、好調な企業業績を背景に設備投資が増加するなど民間需要に支えられ、日本経済は回復基調を持続いたしました。当業界におきましては、住宅建設は貸家・持家が増加し、分譲住宅の着工もおおむね堅調に推移いたしました。また、ビル建築におきましても、公共投資が依然として低調であったものの、民間の非木造建築は堅調に推移いたしました。しかしながら、引き続き原材料の高騰や価格競争の激化を受けて、厳しい市場環境が続いてまいりました。
 本年は、依然として厳しい環境が予想される中、三協アルミ、立山アルミの合併による事業統合効果を早期に創出させるとともに、収益体質強化に向けて事業改革・業務革新を断行してまいります。また、営業基幹システムの早期一本化や業務プロセスなどの基盤統合による効率化を推進し、着実に収益基盤の確立を図ってまいります。そして販売、営業サポート部門などの強化部門への戦略的な人材投入と育成を行い、営業力の強化と質的な向上を図るとともに、マーケティング本部での市場戦略型商品開発と市場投入を行い、拡大営業を展開してまいります。
 一方、アルミ地金等の高騰を受けて昨年から価格改定を実施、推進しているところですが、これを確実に実行し定着化させて堅実な収益体質に努めてまいります。そして、これらの諸施策をスピードを上げて断行し、グループの中核企業としての強固な経営基盤を確立してまいります。
 各事業本部における具体的施策としては、ビル建材事業では、価格改定と販売価格是正の徹底による収益改善と営業マーケティングによるエリア戦略の推進等により早期に三協立山ブランドを確立させ、徹底的に事業体質の強化を推進してまいります。住宅建材事業では、収益基盤の強化に向けて販売と営業サポートを一体化した代理店機能の強化を図るとともに、有力ビルダーへのメーカー営業強化のもと、エリア戦略の推進と営業効率の向上を図ってまいります。エクステリア建材事業では、「空の下に自在空間」の早期市場浸透を図るとともに、CSセンター等、営業サポート強化へ向けた支援体制を推進してまいります。マテリアル事業は、本年6月に分社化し、意思決定の迅速化を図るとともに、産業機械や自動車などの成長分野への事業展開の強化をはかり、加工比率を上げて高付加価値加工製品を市場展開することで、市場シェアの拡大を図ってまいります。また、各事業本部とマーケティング本部が連携して、市場直結型の事業開発・商品開発・技術開発を行い、市場視点に立った商品・技術開発に注力してまいります。

 今後ともアルミ地金等の高騰が予測される厳しい環境の中で、収益体質の確立を最優先課題とし、徹底した収益改善施策を推進するとともに、強固な事業基盤を確立させて、市場・顧客との強い信頼関係を構築してまいります。そして、顧客満足第一に、三協立山アルミの企業ブランド力向上に向けて、全社員一丸となって邁進していく所存でございますので、本年もなお一層のご支援、ご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 最後になりましたが、皆様のますますのご発展とご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

三協立山アルミ株式会社  
代表取締役社長 川村 人志



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仕様、価格など変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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