なぜ事故が起こったのか?
10階建マンションの8階に住んでいる主婦が、近くのスーパーで買い物後、自宅に戻り玄関の扉を開けたまま部屋に入ったところ、玄関から吹きぬけた風を受けたカーテンが、まるで「船の帆」のようになり、サッシ枠から網戸をがはずれ、駐輪場の屋根に落下してキズがついた。
主婦の話では、以前より網戸がガタついており、また、事故発生時は、時々強風が吹いていたが、室内の換気をするため窓を開け、網戸を閉めてスーパーに出かけていたとのことであった。
事故にあわないためには!
風が強いときはドアやサッシの開閉に注意してください。
他のドアやサッシが開いていると、風の通り道ができることにより室内を通過する風が突風となり、思わぬ事故やけがにつながるおそれがあります。
ご注意のポイント
室内に風の通り道ができないように注意してください。高層階は特に突風(強風)が吹きやすい環境になっています。
強風時に窓やドアを開ける際は、室内を吹き抜ける風が突風にならないよう、ゆっくり行ってください。
窓際のテレビ、置物などが風で飛ばされるおそれもありますので、ご注意ください。
ご使用中にねじがゆるみ、はずれ止め部品がはずれることがあります。時々点検してください。
はずれ止めのセット方法は窓の種類によって異なりますので、それぞれの窓の表示ラベルまたは取り扱い説明書に従ってください。
一般社団法人 日本サッシ協会 資料より引用