なぜ事故が起こったのか?
家族が外出した休日のお昼前に、主婦が浴室の清掃をしていると、急に雲行きがあやしくなり、激しい雨音が聞こえ始めた。
主婦は洗濯物を干していたことを思い出し、掃除を中断して急いで浴室を出ようとした。その際に濡れていた下枠をあわてて踏んでしまい、足をすべらせ転倒した。
事故にあわないためには!
浴室に出入りするときは、下枠にご注意ください。
下枠にはレールなどの突起があります。ぶつかったり、つまずいたり、濡れている場合に足がすべったりして、思わぬけがにつながるおそれがあります。
ご注意のポイント
下枠をはじめ、浴室の床や出入口付近などは、濡れているとすべりやすくなります。入浴の後やお手入れの後には、水分をふき取ることをお勧めします。
お手入れする際に洗剤が残ると、特にすべりやすくなりますので、洗剤をお使いの場合は、しっかりと水で洗い流してください。
残った洗剤によって下枠の金属部分が腐食することもありますので、しっかりと水で洗い流してください。
扉下部の保護キャップなどがはずれたままで使用を続けると、足をぶつけたときに思わぬけがにつながるおそれがあります。はずれた場合は、家を建てた業者様(工務店、ハウスメーカーなど)へ連絡してください。
業者様と連絡が取れない場合は、三協アルミお客様相談室に修理をご依頼ください。
浴室の出入口は定期的なお手入れをお願いします。
出入口の下枠は、外から持ち込まれる砂やほこりなどが溜まりやすく、そのままにしておくと、開閉とともに戸車などに巻き込まれ、開閉に支障をきたすだけでなく、下枠やレールをキズつけ、思わぬけがをすることもあります。
一般社団法人 日本サッシ協会 資料より引用