三協アルミ「未来のとびらコンテスト2019<大学生版>」
第5回学生建築デザインコンペ審査結果発表
〜 12月12日に最終審査会・表彰式を開催 〜
三協立山株式会社・三協アルミ社は、全国で建築やデザインなどを学ぶ大学生を対象に6月3日(月)〜10月1日(火)まで開催した「未来のとびらコンテスト2019 <大学生版>第5回学生建築デザインコンペ(※)」の審査結果を発表いたします。
12月12日(木)、ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市新横町)において、最終審査会並びに表彰式を開催。応募総数75作品の中から空間提案の1次審査会を通過した7作品の制作者によるプレゼンテーションを実施し、審査員長の西沢立衛氏をはじめとした審査員の先生方による公開審査により、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、特別賞3作品を決定しました。
また、三協アルミ賞は、「新しい発想の建材提案[任意]」を応募いただいた作品の中から、当社の開発部門等による社内審査により1作品を決定いたしました。
※「未来のとびらコンテスト<大学生版>」は2015年より開催しており、今年で5回目となります。 今年度は、規模の大きさに限らずふるさとを感じさせる場所や空間、魅力的な『ずっといたくなる「ふるさと」』を募集しました。
<表彰式>
<中野社長の挨拶> |
<最優秀賞>1作品
【作品名】 |
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加藤 麻帆(横浜国立大学大学院) |
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<提案趣旨> ふるさとという概念は近代化によって生まれたものであるという。農村から労働者として都市へ出稼ぎにきた若者たちは、育ってきた馴染みの深いまちを離れ、都市で忙しく過ぎる時間の中で、はじめてふるさとを想う。近代において農村で育ち、都市に憧れ上京することにより、生まれ育った農村の風景や家が時間と空間の関係性によって生まれたふるさとであり、その感覚が多くの人々の共通認識であった。しかし、現代においてふるさととして思い浮かべる場所は必ずしも農村ではなく、いわゆる大都市がふるさとだという人も、郊外住宅地のようなどこにでも存在するようなまちで育ち、ふるさとを感じる場所がない人も多くいるだろう。ふるさとという概念も、住まい方も多様化する中で、人々の心の拠り所となるような、安心感や帰属意識を持って暮らせる、なんとなく懐かしい、帰りたくなるような、ずっといたくなる新しいふるさととしてのまちを考える。 |
<受賞一覧>
【空間提案】
作品名 | 氏名・学校名 | |
最優秀賞 | 時間をつなぐ寺町 ふるさとではないけれど 誰にとっても懐かしい親しみのあるまち |
加藤 麻帆(横浜国立大学大学院) |
優秀賞 | もの・想いの広場 | 松野 祐太(東京大学大学院) 安藤 理紗(東京大学大学院) |
優秀賞 | 懐古協奏曲 ―都市に潜む音を拾う家― |
齊藤 健太(神奈川大学大学院) 竹島 大地(神奈川大学大学院) 谷本 優斗(神奈川大学) |
優秀賞 | 都会のふるさと みちの遊び場 | 川口 豊夢(早稲田大学大学院) |
特別賞 | ふるさとのうつわ ―私の“ずっといたい”を地域と共有する― |
堀田 翔平(信州大学大学院) 竹内 正彦(信州大学) |
特別賞 | ふるさとを蓄積する分級小学校 | 渡辺 拓海(近畿大学大学院) 甲斐 遥也(近畿大学) 力安 一樹(近畿大学) |
特別賞 | 都市のニッチに巡る屋台 〜小規模パブリックスペースに根付く愛着〜 |
加藤 知紀(信州大学大学院) |
【建材提案】
作品名 | 氏名・学校名 | |
三協アルミ賞 | まちを奏でる七百三のいろは音 ―旧参拝路を舞台としたオノマトペの情景詩― |
生田 海斗(京都工芸繊維大学大学院) 吉本 大樹(近畿大学大学院) |
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- [未来のとびらコンテスト<大学生版>概要]
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【名称】 未来のとびらコンテスト2019<大学生版> 〜第5回学生建築デザインコンペ〜
【概要】 「空間についての提案(※1)」+「新しい発想の建材提案[任意](※2)」を募集
※1「空間についての提案」・・・ 三協アルミの商品を1点以上使用した提案
※2「新しい発想の建材提案[任意]」・・・ 空間提案の中で自由な発想であったらいいなと思う建材を提案
【募集テーマ 】 『ずっといたくなる「ふるさと」』
【応募期間】 2019年6月3日(月)〜2019年10月1日(火)
【応募対象】 全国の専門学校、短大、大学、大学院において建築、デザインなどを学ぶ学生で、
現在在学中の個人またはグループ(3名まで)
【応募総数】 75作品
【受賞特典】 <最優秀賞> 1点・・・副賞30万円
<優秀賞> 3点・・・副賞15万円
<特別賞> 数点・・・副賞10万円
<三協アルミ賞>(※3)1点・・・副賞15万円
※3. 三協アルミ賞は「新しい発想の建材提案[任意]」を含む作品の中から三協アルミが選出する賞
【審査員(敬称略)】
審査員長 西沢 立衛(建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)
審査員 トム・ヘネガン(建築家・芝浦工業大学専任教授)
大西 麻貴(建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
百田 有希(建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
【受賞ツアー】
◇対象 空間提案・・・1次審査通過者(7作品) 、建材提案・・・三協アルミ賞受賞者(1作品)
◇期間 2019年12月12日(木)〜13日(金)
◇工程
・12日(木)①三協マテリアル 射水工場、三協アルミ 新湊工場 SANTIC見学
②最終審査会(空間提案の1次審査を通過した7作品によるプレゼンテーション)
③公開審査(審査結果発表)
④建材提案で三協アルミ賞を受賞した1作品のプレゼンテーション
⑤表彰式※②〜⑤の開催場所:ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市新横町)
・13日(金)金沢21世紀美術館(石川県金沢市広坂)見学 - なお、受賞者には最終審査会の前に三協マテリアル射水工場(富山県射水市)と三協アルミ新湊工場SANTIC(富山県射水市)を見学いただくとともに、翌日には、コンテストの審査員長であり、建築家として国内外で活躍されている西沢立衛先生が設計された「金沢21世紀美術館」を訪問。西沢先生をはじめ審査員の先生方にもご同行いただき、設計当初のお話などを西沢先生からご説明いただきました。
三協アルミでは、当社製品の重要なターゲットである女性のお客様に共感いただけるよう、2014年より「女性推進WG(ワーキンググループ)」を立ち上げ、テレビCMをはじめ、広告やノベルティグッズなど、女性目線、感性を生かした企画立案・展開に向けた取り組みを進めてまいりました。「未来のとびらコンテスト」は女性推進WGの企画案件の一つです。
ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。