三協アルミ「未来のとびらコンテスト2018<大学生版>」
第4回学生建築デザインコンペ審査結果発表
〜 12月13日に最終審査会・表彰式を開催 〜
三協立山株式会社・三協アルミ社は、全国で建築やデザインなどを学ぶ大学生を対象に6月1日(金)〜10月1日(月)まで開催した「未来のとびらコンテスト2018 <大学生版>第4回学生建築デザインコンペ(※)」の審査結果を発表いたします。
12月13日(木)、ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市新横町)において、最終審査会並びに表彰式を開催。応募総数80作品の中から空間提案の1次審査会を通過した7作品の制作者によるプレゼンテーションを実施し、審査員長の西沢立衛氏をはじめとした審査員の先生方による公開審査により、最優秀賞2作品、優秀賞2作品、特別賞3作品を決定しました。
また、三協アルミ賞は、「新しい発想の建材提案[任意]」を応募いただいた作品の中から、当社の開発部門等による社内審査により1作品を決定いたしました。
※「未来のとびらコンテスト<大学生版>」は2015年より開催しており、今年で4回目となります。 今年度は、私たちが考える「家」の概念を超えるような、みずみずしい魅力ある提案「ずっといたくなる住まい」−未来がアル家−を募集しました。
<表彰式>
<中野社長の挨拶> |
<最優秀賞>2作品
【作品名】 |
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小室 昂久(日本大学大学院)
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<提案趣旨> 日本には家の中で靴を脱ぐという習慣がある。この習慣のせいなのか、玄関で靴を脱いだ時に家に帰ってきたことを認識し、その瞬間から不思議と心が休みはじめる。靴を脱いだあとは、心の緊張感は解け、家族や恋人など親密な関係の相手と『はだしのコミュニケーション』を行う。靴を脱いだ瞬間に起こる心の変化に着目し、はだしの共有部を持つ住宅群を提案する。玄関を出るとはだしの共有部が現れ、近所の人たちと『はだしの付き合い』をする。はだしで滞在できる場所は居心地が良く自分の家のような錯覚を起こす。『みんなの場所であり自分の家』のような空間は住民たちに安息と開放感を提供し、失われた向こう三軒両隣に変わる新しいコミュニケーションを構築する。ここにいるだけで色々な人が気軽に話しかけてくれる・・・そんな空間がずっと居たくなる空間であり、この住宅は日本独特の文化から生まれた、未来に繋がる新しいご近所付き合いをつくる住宅なのだ。 |
【作品名】イエのロジ |
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小山内 祥多(東北大学大学院) |
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<提案趣旨> “ずっといたくなる”を考えてみました。
すると、まちでにぎわう飲食店に挟まれた小道や、神社に向かう静かな参道、町家が両脇に面した狭い道路が浮かび上がりました。これらのいわゆる”路地”が魅力的なのは、世界中どこにでもあって、その多くが未だ知らない場所だから。路地は面した建物の機能にも属さないし、車の交通量も少ないため、人の行動を縛ることもない。しかし、忙しい毎日を生きる私たちにとって、目的も無い場所で寄り道をする時間はありません。ずっといたいけど、そこは一過性の空間に過ぎない。
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<受賞一覧>
【空間提案】
作品名 | 氏名・学校名 | |
最優秀賞 | 家から出ても、わたし、まだ はだし。 −住居を繋ぐ、はだしの共有スペース− |
小室 昂久(日本大学大学院) 渡邉 健太郎(日本大学) 小山 佳織(日本大学) |
最優秀賞 | イエのロジ | 小山内 祥多(東北大学大学院) |
優秀賞 | 湯/塔のある暮らし | 楠元 彩乃(横浜国立大学大学院) |
優秀賞 | マチイエ | 石田 卓也(横浜国立大学) |
特別賞 | ずっといたかった場所 | 中野 翔太(近畿大学) 樋富 菜々子(近畿大学) 井上 真由(近畿大学) |
特別賞 | 匂いを紡ぐ土蔵 | 池田 勇輝(東京都市大学) 西宮 航平(東京都市大学) |
特別賞 | Urban Mountain | 野口 樹(日本大学) |
【建材提案】
作品名 | 氏名・学校名 | |
三協アルミ賞 | 解体新処 | 長谷川 峻(京都大学) 藤原 悠(京都府立大学) |
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- [未来のとびらコンテスト<大学生版>概要]
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【名称】 未来のとびらコンテスト2018<大学生版> 〜第4回学生建築デザインコンペ〜
【概要】 「空間についての提案(※1)」+「新しい発想の建材提案[任意](※2)」を募集
※1「空間についての提案」・・・ 三協アルミの商品を1点以上使用した提案
※2「新しい発想の建材提案[任意]」・・・ 空間提案の中で自由な発想であったらいいなと思う建材を提案
【募集テーマ 】 「ずっといたくなる住まい」−未来がアル家−
【応募期間】 平成30年6月1日(金)〜平成30年10月1日(月)
【応募対象】 全国の専門学校、短大、大学、大学院において建築、デザインなどを学ぶ学生で、
現在在学中の個人またはグループ(3名まで)
【応募総数】 80作品
【受賞特典】 <最優秀賞> 2点・・・副賞30万円
<優秀賞> 2点・・・副賞15万円
<特別賞> 3点・・・副賞10万円
<三協アルミ賞>(※3)1点・・・副賞15万円
※3. 三協アルミ賞は「新しい発想の建材提案[任意]」を含む作品の中から三協アルミが選出する賞
【審査委員(敬称略)】
審査委員長 西沢 立衛(建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)
審査委員 大西 麻貴(建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
百田 有希(建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
【受賞ツアー】
◇対象 空間提案・・・1次審査通過者(7作品) 、建材提案・・・三協アルミ賞受賞者(1作品)
◇期間 平成30年12月13日(木)〜14日(金)
◇工程
・13日(木)①三協アルミ射水工場見学
②最終審査会(1次審査を通過した7作品によるプレゼンテーション)
③公開審査(審査結果発表)
④建材提案で三協アルミ賞を受賞した1作品のプレゼンテーション
⑤表彰式※②〜⑤の開催場所:ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市新横町)
・14日(金)金沢21世紀美術館見学(石川県金沢市広坂)見学 - なお、受賞者には最終審査会の前に三協アルミ射水工場(富山県射水市)を見学いただくとともに、翌日には、コンテストの審査員長であり、建築家として国内外で活躍されている西沢立衛先生が設計された「金沢21世紀美術館」を訪問。西沢先生をはじめ審査員の先生方にもご同行いただき、設計当初のお話などを西沢先生からご説明いただきました。
三協アルミでは、当社製品の重要なターゲットである女性のお客様に共感いただけるよう、2014年より「女性推進WG(ワーキンググループ)」を立ち上げ、テレビCMをはじめ、広告やノベルティグッズなど、女性目線、感性を生かした企画立案・展開に向けた取り組みを進めてまいりました。「未来のとびらコンテスト」は女性推進WGの企画案件の一つです。
ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。