ニュースリリース

2017.12.15

三協アルミ「未来のとびらコンテスト2017<大学生版>」
第3回学生デザインコンペ審査結果発表
〜 12月14日に最終審査会・表彰式を開催 〜

 三協立山株式会社・三協アルミ社は、全国で建築やデザインなどを学ぶ大学生を対象に7月3日〜10月2日まで開催した「未来のとびらコンテスト2017 <大学生版>第3回学生デザインコンペ (※1)」の審査結果を発表いたします。

 今年度より最終審査はプレゼンテーション方式とし、12月14日(木)、ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市新横町)において、最終審査会並びに表彰式を開催いたしました。
 最終審査会では応募総数66作品の中から1次審査会を通過した8作品の制作者によるプレゼンテーションが行われ、審査員長の西沢立衛氏をはじめとした審査員の先生方による公開審査により、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、特別賞4作品、三協アルミ賞1作品(W受賞)を決定いたしました。
 表彰式では、8作品の受賞者(15名)に中野社長より表彰状と記念品を贈呈いたしました。

※1「未来のとびらコンテスト<大学生版>」は2015年より開催しており、今年で3回目となります。
今年度は、固定概念に捉われない自由な発想で、人と“まち”との関係性、これからの住まい、より良い暮らしを 提案する「ずっといたくなるまち」を募集しました。

 <最優秀賞>


【作品名】環境をハンティングしていくまち

田村 聖輝(横浜国立大学大学院)

<コンセプト>

 私にとってずっといたくなるまちは、人の日常的なふるまいとつながるまちです。例えばゴミ捨て場で近所の人から昔話を聞いたり、猫とぼうっと空を眺めてみたり、遠くのランドマークタワーを見ながら黄昏たり、各々のふるまいがまちの中のある場所と記憶に結びついています。横浜の木蜜では高密居住と地型の住み方に対して住民の暮らしのアイデアがたくさん詰まっていて、家だけでなく狭い道も各々の住人の個性によって彩られています。
 私はこのふるまいを環境のハントと捉えました。
 昨今の木蜜では災害や建替、空家等、法規的な諸問題が挙げられ、まちの更新に対する提案が求められています。木蜜をマクロな視点で見ると道路によって一つの共同体のようなものが見えてきます。
 「まちの環境」をハンティングし戦略的な更新によって減災と、領域的に周辺を巻き込む事で、より活動的な家と通りを提案します。

 <受賞一覧>

  作品名 氏名 学校名
最優秀賞 環境をハンティングしていくまち 田村 聖輝 横浜国立大学大学院
優秀賞 『まちを巡る学び舎』 増田 俊 日本大学大学院
村岡 祐美
平間 裕大
優秀賞 風の通り路 高岩 愛実 明治大学大学院
柴野 夏初 東京工業大学大学院
岡田 希久枝 都市大学大学院
優秀賞
三協アルミ賞
地形に寄り添う門前町
−1300年の時をつなぐ、にぎわいのスロープ参道−
太田 みづき 日本大学大学院
特別賞 積み重なる街の記憶を楽しむこと 浦田 友博 京都工芸繊維大学大学院
特別賞 ほぐす建築 十時 佑輔 愛知工業大学
特別賞 Re-road 変化を許容するまち 北野 大祐 摂南大学
黒田 知実 奈良女子大学
特別賞 集密都市と田園都市の狭間に 鈴木 輝 日本大学
瀬田 直樹
三福 郁也

 <表彰式>

<中野社長の挨拶>
「このコンテストは、建築を志している大学生の皆さんに、アルミ建材に興味を持ってもらいたい、三協アルミを知っていただきたいという思いから開催しており、今年で3回目を迎える。年々作品のレベルも向上し、学生の皆さんの発想の豊かさに大変感銘を受けている。このコンテストを人生の糧として、これからの未来の建築界に向け大きくはばたいていただきたい。当社も作品に描かれたような未来に貢献できるよう頑張りたい」

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[未来のとびらコンテスト<大学生版>概要]
(1)概要     「空間についての提案」+「新しい発想の建材提案(任意)」を募集
(2)募集テーマ  「ずっといたくなるまち」
(3)応募期間  平成29年7月3日(月)〜平成29年10月2日(月)

(4)応募対象  全国の専門学校、短大、大学、大学院において建築、デザインなどを学ぶ学生で、
         現在在学中の個人またはグループ(3名まで)
(5)応募総数  66作品
(6)受賞作品  8作品(最優秀賞1作品、優秀賞3作品、特別賞4作品、三協アルミ賞1作品)
           (今年度、三協アルミ賞は優秀賞とのW受賞となりました)
(7)受賞特典   <最優秀賞>  1作品・・・副賞30万円
         <優秀賞>   3作品・・・副賞15万円 
         <特別賞>   4作品・・・副賞10万円
         <三協アルミ賞>1作品・・・副賞15万円
(8)審査委員(敬称略)
    審査委員長 西沢 立衛 (建築家・横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授)
    審査委員  大西 麻貴 (建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
          百田 有希 (建築家・一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h)
          三協アルミ役員1名
(9)受賞ツアー (最終審査会・表彰式など)
         ◇対象 1次審査通過者 15名(8作品)
         ◇期間 平成29年12月14日(木)〜12月15日(金)
           ・14日(木) ①三協アルミ射水工場見学
                   ②最終審査会(1次審査を通過した8作品によるプレゼンテーション)
                   ③公開審査(審査結果発表)
                   ④表彰式

                   ※②〜④の開催場所:ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市新横町)
           ・15日(金) 金沢21世紀美術館見学(石川県金沢市広坂)

なお、受賞者には最終審査会の前に三協アルミ射水工場(富山県射水市)を見学いただくとともに、翌日には、コンテストの審査員長であり、建築家として国内外で活躍されている西沢立衛先生が設計された「金沢21世紀美術館」を訪問。西沢先生をはじめ審査員の先生方にもご同行いただき、設計当初のお話などを西沢先生からご説明いただきました。

 三協アルミでは、当社製品の重要なターゲットである女性のお客様に共感いただけるよう、2014年より「女性推進WG(ワーキンググループ)」を立ち上げ、テレビCMをはじめ、広告やノベルティグッズなど、女性目線、感性を生かした企画立案・展開に向けた取り組みを進めてまいりました。「未来のとびらコンテスト」は女性推進WGの企画案件の一つです。

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。

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